万が一の災害から
ビルを守る取組み

「100年に一度」といわれるほどの自然災害が頻発する近年。もはや従来の考え方では、
いざという災害時に対処することが不可能です。
ミュージアムタワー京橋は利便性・快適性に加えて、BCP(事業継続計画)に最大限の配慮をして建設されました。

震度7にも耐えうる免震構造

大地震対策として地下に免震装置(アイソレーターとダンパー)を設置。この免震装置が地震発生時の揺れを効率よく吸収し、震度7も耐えうる耐震性に優れた超高層ビルを実現しています。

  • 地下1階床下に配した免震層が、地震による振動エネルギーを吸収し、建物の揺れを軽減。
  • 関東大震災級の大地震発生時でも250gal以下の揺れに抑える国内最高クラスの性能。
  • 震度7にも耐えうる免震構造を採用し、建物の継続使用を可能とします。
  • 耐震構造
    柱や梁の変形が地震による振動エネルギーを吸収(相対的に揺れは一番大きい)
    耐震構造の説明画像
  • 制震構造
    制震ダンパーが地震による振動エネルギーを吸収(耐震構造よりも揺れは小さいが、建物上部ほど大きく揺れる)
    制震構造の説明画像
  • ミュージアムタワー京橋

    免震構造
    免震装置が地震による振動エネルギーを吸収(最も建物の揺れが小さい)
    免震構造の説明画像
地下の免震装置の画像 地下の免震装置の画像 © Bridgestone Corporation
建物の基礎部分に設置された免震装置。ふだんはしっかりと建物を支え、
いざ地震のときは建物を支えながら水平方向に柔軟に変形し、地震の揺れをゆるやかにします。
地下の免震装置の画像

非常用発電機は
電力需要の100%を
72時間
給電することが可能

避けることのできない自然災害に備え、事業継続計画を可能とする安心の体制を構築しています。

  • 中間層(8・9階)に主要設備(受変電設備、非常用発電機および熱源設備)を設置、水害の影響を受けずに建物機能を維持します。
  • 万が一の停電時も平常時必要容量100%の電力を72時間供給可能とする非常用発電機を2台設置しています。

ビルの安心と安全を24時間、
最新のシステムで監視します

ミュージアムタワー京橋のコントロールセンター。
地震発生時に即時に建物の被災度を判定するシステムを導入しており、有事の際にはビル機能の素早い復旧を支援します。

防災備蓄倉庫
帰宅困難者向けに、非常食や飲料水などを3日分備蓄する防災備蓄倉庫を設置。