笠原 美智子 前 アーティゾン美術館副館長
コレクションを未来につなぐ、
アーティゾン美術館の使命と挑戦
ミュージアムタワー京橋が⽴つのは、東京駅東側の⼋重洲・京橋エリア。この地域は国家戦略特区に指定され、ビジネス・エリアとしてさらなる発展を遂げつつあります。
2022年9⽉には、バスターミナル東京⼋重洲の第1期エリアが開業。将来的には同ターミナルの北側と南側にできる3カ所の施設が連携して国内最⼤級の⾼速バスターミナルが形成され、国内各地に向けた交通利便性は今より⾶躍的に向上します。
JR山手線や東京メトロ銀座線など、ビジネスをサポートするマルチアクセス。山手線や中央線、東海道線などJR在来線と新幹線7路線が乗り入れる「東京」駅に加えて、東京メトロ銀座線を始めとする地下鉄5路線も利用可能。さらに羽田・成田の両空港へのアクセスも良好。都内はもちろん、全国を自在につなぐマルチアクセスがビジネスをサポートします。世界中をビジネスステージとする企業にとって、アドバンテージとなる立地です。
東京駅周辺には多くの美術館があります。「東京駅から歩いて訪れることのできる美術館」として、以下の6つが連携活動を⾏っています。
・ アーティゾン美術館・ 出光美術館・ 三井記念美術館・ 三菱一号館美術館(2024年秋まで休館)・ 東京ステーションギャラリー・ 静嘉堂@丸の内この6館が共同で情報発信をし、
このエリアが「新しいアートスポット」として浸透・定着することを⽬指しています。
京橋は江⼾時代から多くの職⼈や絵師が暮らし、現在も古美術商やギャラリーが集まるなど、芸術資産の豊富な街。中央通りと並⾏する東仲通り、通称 「⾻董通り」周辺の路地やレトロな雑居ビルには美術店が隠れ家のように密集し、茶道具や古美術、絵画などがウインドウを彩ります。
2024年、ここに新たなアートスポット「京橋彩区」が完成します。
アーティゾン美術館と隣接するTODA BUILDING(2024年秋竣⼯予定)の低層部、および建物周辺に設けられた広場からなる街区は「京橋彩区」と名付けられ、芸術文化への貢献を掲げるソフト型特区。「アートと文化が誰にも近い街」をテーマに、誰でもアクセスできるアートや文化のコンテンツを提供していきます。
日本三大祭のひとつ「山王祭」
東京マラソン
日本橋・京橋まつり
※写真は旧ビル当時の風景となります。